コラム

低予算でも大丈夫!手頃なネットショップの始め方

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「ネットショップを始めるなら、最初からしっかり作らないと売れない」

正しく聞こえます。デザインにこだわり、商品をたくさん並べ、機能もそろえる。見劣りしない店にしたい気持ちは自然です。

ところが、しっかり作ろうとすると、費用も時間も膨らみます。公開までに半年かかり、その間に作る気力のほうが尽きてしまう。しかも、公開してみると、売れたのは並べた商品のうち数点だけだった、ということも珍しくありません。

ここで一度、順番を入れ替えてみます。まずは売れそうな商品を3点ほど選び、手頃なサービスで小さく始める。売れ行きを見ながら、商品や機能を足していく。最初の費用を抑えられるうえ、どの商品が求められているのかを実際の注文で確かめられます。

つまり、作り込むのは売れ筋が見えてからでも遅くありません。自社の商品のうち、「ネットでも買いたい」と言われたことがあるものは何点あるでしょうか。

そしてネットショップを訪れる人も、いきなり購入ボタンを押すわけではありません。どこかで商品を知り、気になって調べ、ほかの店と値段や送料を見比べてから、買うかどうかを決めます。

お客様は「出会う → 興味を持つ → 理解・比較する → 行動する → 関係を深める → ファンになる」という6つの段階を通って、お店や商品にたどり着きます。この流れを「セールスファネル(=ファネル)」と呼びます。買うまでの道のりを段階で捉える考え方はカスタマージャーニー※1として広く使われていて、それを実際の商売の流れに合わせて6つに整理したものです。一方通行ではありません。ファンになった方の紹介が、また新しい「出会う」を生んでいきます。

セールスファネル6段階の図(出会う・興味を持つ・理解・比較する・行動する・関係を深める・ファンになる)

この記事で扱うのは、その3つめにあたる③理解・比較する=検討の段階です。手頃にネットショップを始めるときによく聞かれる、3つの質問に答えていきます。

Q. どのサービスで始めればいいですか

結論から言うと、商品数が少ないうちは、月々の負担が小さく、すぐに始められるサービスで十分です。BASEやSTORESのように、ひな形を選んで商品を登録すれば店を開けるサービスがあります。すでにホームページがあり、扱うのがレッスンなどのサービスなら、ページに決済の仕組みを足す方法もあります。

選ぶときの目安は、いまの商品数と、1年後に扱いたい商品数です。商品が大きく増える見込みなら、後から本格的な仕組みへ移れるかも確かめておきます。

やること:いまの商品数と1年後の目標の商品数を書き出し、それに合うサービスを2つまで候補に挙げる。

Q. 比べられたときに、選ばれるには何が必要ですか

比べている人が見るのは、商品の写真、説明、送料、届くまでの日数です。大きな店と同じことはできなくても、これらがはっきり書いてあるだけで、安心して買える店になります。とくに送料と届く日数が分からないと、商品を買い物かごに入れたまま離れていく人が増えます。いわゆるカゴ落ち※2です。

やること:商品ページに、送料・届くまでの日数・返品の扱いの3つが書いてあるかを確かめ、足りないものを足す。

Q. 商品はいくつから並べればいいですか

最初は3点ほどで十分です。数を並べるより、1点ごとの写真と説明を丁寧にするほうが、比べている人には伝わります。選ぶ基準は、店頭でよく売れているもの、贈り物にされるもの、遠方から問い合わせがあったもの。すでに「欲しい」と言われている商品から始めると、最初の注文が入りやすくなります。

やること:店頭の売れ筋、贈り物、遠方からの問い合わせの3つの観点で、最初に並べる商品を3点選ぶ。

小さく始めた店が、売れる店に育つ

ネットショップは、最初から完成させる必要はありません。手頃に始め、比べている人が知りたいことを丁寧に書き、売れ筋が見えたら育てていく。その順番なら、低予算でも売れる店に近づいていけます。

手頃なネットショップを始めるために

  • 作り込むのは、売れ筋が見えてからでも遅くない
  • サービスは、いまと1年後の商品数で選ぶ
  • 送料・届く日数・返品の扱いを、はっきり書く
  • 最初は3点、すでに求められている商品から並べる

ピクニックは、サービスファネルの会社です

私たちピクニックは、お客様の商売をファネルでとらえ、どこに伸びしろが眠っているかを分析し、その段階に合った手を一緒に考える会社です。

その「小さく始めるネットショップ」を形にするのが ECサイト・ネット決済 です。商品と販売方法の整理 × 手頃なサービスでの開店と決済の設定 × 売れ行きに合わせて本格的なECへ育てる道筋までを支援し、事業に合った売れる仕組みをネット上につくります。

まずは自社の商品のうち、「ネットでも買いたい」と言われたものが何点あるか。そこが見えれば、あとは小さく始めるだけです。現状を一緒に確かめてみませんか。


注釈

※1 カスタマージャーニー:お客様が商品やサービスを知ってから、検討し、購入し、使い続けるまでの道のりを段階に分けて整理したもの。各段階で相手が何を考え、どこで迷うのかを見える形にするために使う。

※2 カゴ落ち:ネットショップで商品を買い物かごに入れたまま、購入を完了せずに離れてしまうこと。

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