コラム

予算を抑えつつ信頼される、最低限のWebの整え方

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「うちは紹介だけで回っているから、ホームページは要らない」

正しく聞こえます。実際、紹介で仕事が続いている会社は少なくありません。何十万円もかけてサイトを作る理由が見当たらない、と感じるのも自然です。

ところが、紹介を受けた人の多くは、連絡する前に社名を検索します。そこで何も出てこない。あるいは、10年前に作ったままのページが出てくる。紹介してくれた人の言葉より、画面に映ったものを信じて、連絡をやめる人もいます。しかも、その人は連絡してこないので、断られたことにさえ気づけません。

けれど、ここで必要なのは立派なサイトではありません。検索した人が「ちゃんとした会社だ」と確かめられる、最低限の情報です。1ページでも、整っていれば十分に役目を果たします。

自社の名前を検索したとき、最初に何が表示されるでしょうか。

そして社名を検索するその人も、紹介という形で、すでにどこかで自社を知っています。気になって調べ、ほかの候補と見比べながら、連絡するかどうかを決めようとしています。

お客様は「出会う → 興味を持つ → 理解・比較する → 行動する → 関係を深める → ファンになる」という6つの段階を通って、お店や商品にたどり着きます。この流れを「セールスファネル(=ファネル)」と呼びます。買うまでの道のりを段階で捉える考え方はカスタマージャーニー※1として広く使われていて、それを実際の商売の流れに合わせて6つに整理したものです。一方通行ではありません。ファンになった方の紹介が、また新しい「出会う」を生んでいきます。

セールスファネル6段階の図(出会う・興味を持つ・理解・比較する・行動する・関係を深める・ファンになる)

この記事で扱うのは、その3つめにあたる③理解・比較する=検討の段階です。予算を抑えながら信頼してもらうために、最低限そろえておきたいことを5つの問いで確かめていきます。

5つの問いで、最低限の備えを確かめる

次の5つに「はい/いいえ」で答えてみてください。いいえが付いたところが、比べている人が足を止める場所です。

チェック1|社名で検索すると、自社のページが出てくるか

検索して出てくるのが求人サイトや他社の紹介ページだけだと、比べている人は判断できません。自社が書いた情報が1つあるだけで、安心感は大きく変わります。地図検索で見つけてもらうためのMEO※2の基本を整えておくことも、同じくらい効きます。

やること:社名と地域名で検索し、1ページ目に何が出るかを書き出す。自社のページがなければ、まず1ページ用意する。

チェック2|何をしている会社か、最初の画面で分かるか

ページを開いて、最初に目に入る範囲で「誰に、何をしている会社か」が分からなければ、多くの人はそこで閉じます。会社の理念より先に、事業の中身を一行で示します。

やること:ページのいちばん上に「(地域)で(誰)の(何)をしている会社です」という一文を置く。

チェック3|会社の実在が確かめられるか

所在地、代表者名、電話番号、営業時間。当たり前の情報ですが、これがそろっていないと、比べる人は不安になります。とくに士業や建設業では、登録番号や許可番号の表示が信頼の決め手になります。

やること:会社情報の欄に、所在地・代表者・連絡先・登録や許可の番号がそろっているかを確かめ、欠けているものを足す。

チェック4|メールアドレスが、会社の名前になっているか

フリーメールのアドレスでやりとりすると、相手によっては不安を感じます。独自ドメイン※3を使った、会社名の入ったメールアドレスは、それだけで「きちんとした会社だ」という印象を与えます。

やること:名刺とサイトに載っているメールアドレスを確かめ、フリーメールなら会社名のアドレスに切り替える。

チェック5|サイトに鍵のマークが付いているか

ブラウザのアドレス欄に「保護されていない通信」と出るサイトは、それだけで警戒されます。通信を暗号化するSSL※4は、いまや最低限の備えです。

やること:自社サイトを開き、アドレス欄に鍵のマークが付いているかを確かめる。付いていなければ、SSLの設定を手配する。

信頼は、立派さより「確かめられること」で決まる

比べている人が知りたいのは、豪華なデザインではありません。この会社は本当にあるのか、何をしているのか、連絡して大丈夫か。その確認ができれば、紹介の言葉はそのまま信頼に変わります。最低限が整っていれば、予算は小さくても十分です。

予算を抑えて、信頼されるWebにするために

  • 紹介された人も、連絡する前に社名を検索している
  • 最初の画面で、誰に何をしている会社かを伝える
  • 会社情報と、会社名のメールアドレスをそろえる
  • 検索結果と鍵のマークで、確かめられる状態にする

ピクニックは、サービスファネルの会社です

私たちピクニックは、お客様の商売をファネルでとらえ、どこに伸びしろが眠っているかを分析し、その段階に合った手を一緒に考える会社です。

その「確かめられる状態」を手頃な形でつくるのが KindIT HP です。会社情報と強みの棚卸し × 1ページから始められるサイト制作 × 独自ドメイン・会社用メール・SSLの整備までを一体で支援し、事業にちょうどいい最初の一歩を整えます。

まずは5つの問いのうち、「いいえ」がいくつ付いたか。そこが見えれば、あとは足りないところを埋めていくだけです。現状を一緒に確かめてみませんか。


注釈

※1 カスタマージャーニー:お客様が商品やサービスを知ってから、検討し、購入し、使い続けるまでの道のりを段階に分けて整理したもの。各段階で相手が何を考え、どこで迷うのかを見える形にするために使う。

※2 MEO:Googleマップなどの地図検索で、自社の情報を見つけてもらいやすくするための取り組み。Googleビジネスプロフィールの整備が中心になる。

※3 独自ドメイン:「会社名.co.jp」のように、自社専用に取得したインターネット上の住所。サイトやメールアドレスに使う。

※4 SSL:サイトとの通信を暗号化する仕組み。設定されたサイトは、アドレス欄に鍵のマークが表示される。

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