コラム

読まれ続けるオウンドメディアの、無理のない続け方

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「オウンドメディアは、毎日更新しないと意味がない」

正しく聞こえます。更新が多いほど検索で見つかる機会は増え、読む人も「動いているサイトだ」と感じます。

ところが、毎日更新を目標にした会社の多くが、3か月ほどで手が止まります。最初の1か月は勢いで書ける。2か月目にネタが尽き、3か月目には通常の業務に押し出される。最後の更新日が半年前のまま止まったサイトは、更新していないサイトより、かえって寂しく見えます。

ここで一度、数字を比べてみます。毎日書いて3か月で止まれば、記事はおよそ90本で終わります。週に1本でも2年続ければ、100本を超えます。しかも後者は、いまも動いているメディアです。

つまり、大事なのは速さではなく、止まらないことです。勢いをつけるのは、続く形をつくってからでも遅くありません。自社の情報発信は、最後の更新から何日たっているでしょうか。

そして記事を読んでくれる人の多くは、すでに一度、自社と接点を持った人です。取引をしたり、問い合わせをしたりしたあとも、ときどきサイトをのぞいて様子を見ている。その人たちとの関係は、更新が続く限り、静かに深まっていきます。

お客様は「出会う → 興味を持つ → 理解・比較する → 行動する → 関係を深める → ファンになる」という6つの段階を通って、お店や商品にたどり着きます。この流れを「セールスファネル(=ファネル)」と呼びます。買うまでの道のりを段階で捉える考え方はカスタマージャーニー※1として広く使われていて、それを実際の商売の流れに合わせて6つに整理したものです。一方通行ではありません。ファンになった方の紹介が、また新しい「出会う」を生んでいきます。

セールスファネル6段階の図(出会う・興味を持つ・理解・比較する・行動する・関係を深める・ファンになる)

この記事で扱うのは、その5つめにあたる⑤関係を深める=継続の段階です。オウンドメディア※2を無理なく続けるために、よく聞かれる3つの質問に答えていきます。

Q. 更新の頻度は、どれくらいが適切ですか

結論から言うと、「確実に続けられる頻度」が適切です。週1本でも、月2本でもかまいません。読む人が気にするのは本数より、更新が途切れていないかどうかです。間が空いても、決まった間隔で届くメディアは信頼されます。

決め方の目安は、忙しい月でも守れるかどうかです。繁忙期に止まる頻度は、そもそも続きません。

やること:繁忙期の1か月を思い出し、その月でも書ける本数を「年間の基本の頻度」として決める。

Q. ネタが尽きたら、どうすればいいですか

ネタは、書き手の頭の中ではなく、お客様とのやりとりの中にあります。問い合わせで聞かれたこと、打ち合わせで説明に時間がかかったこと、納品後に「知らなかった」と言われたこと。どれも、同じ疑問を持つ別の誰かに役立つ記事になります。

やること:社内で共有できる場所に「お客様に聞かれたこと」を1行ずつためるメモを置き、記事を書くときはそこから選ぶ。

Q. AIを使って書いてもいいですか

使ってかまいません。構成案を出す、言い回しを整える、長い文章を要約する。こうした下ごしらえを任せると、書く時間は大きく減ります。

ただし、記事の芯になる経験や判断は、AIには書けません。現場で見たこと、お客様に言われたこと、それに対して自社がどう考えるか。そこは人が書く部分として残します。

やること:1本の記事を「人が書く部分」と「AIに任せる部分」に分け、その分け方で試しに1本つくってみる。

続くメディアは、書く仕組みを先につくっている

更新が止まる理由は、書き手の根気ではありません。頻度、ネタ、書き方が、その場の気合いで決まっているからです。この3つを先に決めておけば、担当者が忙しい月も、メディアは止まりません。続いていることそのものが、読む人との関係を育てていきます。

オウンドメディアを、無理なく続けるために

  • 大事なのは更新の速さではなく、止まらないこと
  • 頻度は、繁忙期でも守れる本数で決める
  • ネタは、お客様に聞かれたことの中にある
  • AIには下ごしらえを任せ、経験と判断は人が書く

ピクニックは、サービスファネルの会社です

私たちピクニックは、お客様の商売をファネルでとらえ、どこに伸びしろが眠っているかを分析し、その段階に合った手を一緒に考える会社です。

その「続く仕組み」を形にするのが InfoBoost360 です。記事テーマと構成の設計 × AIを活用したコンテンツ作成支援 × 公開後の分析と改善までを伴走し、お客様との関係を育てるメディアを、社内で続けられる形に整えます。

まずは自社のサイトで、最後の更新から何日たっているか。そこが見えれば、あとは続けられる頻度を決めるだけです。現状を一緒に確かめてみませんか。


注釈

※1 カスタマージャーニー:お客様が商品やサービスを知ってから、検討し、購入し、使い続けるまでの道のりを段階に分けて整理したもの。各段階で相手が何を考え、どこで迷うのかを見える形にするために使う。

※2 オウンドメディア:自社で持ち、発信する内容を自社で決められる媒体のこと。ブログやコラムを載せたWebサイトなどを指す。

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